北九州市のがれき対話集会紛糾 市長、安全性を強調
北橋市長は、5月に震災がれき約80トンを試験焼却した結果、有害物質が残りやすい飛灰(ひばい)の放射性セシウムの濃度が1キログラム当たり30ベクレ ルで安全だった点や、焼却場の空間放射線量にも焼却前と変化がなかった点を強調。風評被害については、細野豪志環境相が国として対策を講じることを約束し たと報告した。
質疑応答では、会場から被ばくや健康被害を懸念する質問が続出。「既に受け入れを決めているのでは」との質問に対し、北橋 市長は「石巻市に出掛けて自分の目で(受け入れが必要か)確かめる。可否はこれから決める」と述べた。集会が打ち切られると、納得しない人たちが「市長や めろ」「放射能を拡散させるな」などと怒号を上げ、約10分間にわたり騒然となった。
北橋市長は6日午前の会見で、市内の農漁業、観光業関係者らが風評被害を受けた場合、相談に応じる専用窓口を設置する方針を明らかにした。
=2012/06/06 西日本新聞=
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